中在ケイのブログ

文章と書くことが得意になりたい

春の心地よさと「田園交響楽」を読んで

最近、休日にはよく運動がてら公園に行くのですが、そこで子どもたちの笑ったり泣いたりする声が聴こえるのですが、鳥のさえずりや、こすれた木の葉の音とが相まってどこが落ち着いた心地になります。

 

少し前にアンドレ・ジッドの「田園交響楽」を読了しました!

ジッドの作品は初めて読むのですが、この作品をどう捉えればいいのかあまりピンと来なかったです。特にキリスト教の概念や聖書からの引用などは、自分のベースにはないので所々調べたりしなが読んでいました。

でも自然の描写が丁寧で、映像が頭の中に浮かんできました。一度はこんな所に行ってみたいと思わせるほどです。

それから人の心の移り変わりの描写や人間が抱えている醜さを丁寧に描いているから、胸に残る作品なんだと思いました。

最後にこの本はまだ自分には早いのかな、キリスト教の概念とかがある程度わかってからまた読もうと思います!

 

最近撮った公園の写真

靴下の穴より推しのこと

こんにちは。最近は近所の桜が淋しい感じになってきました。

梶井基次郎檸檬を読み終わりました。(2024年 11冊目)

 初めに言うと、めっちゃドハマリした作品でした!

特に「城のある街にて」がとても好きで、文章だけなのに当時の夏の日の匂いや空気感がスラスラと想像できて、現代では薄れたしっとりとしたような雰囲気や表現が最高でした。

でも、「冬の日」からは一気に死の匂いが迫ってきて、死へ抗いつつも流されていく感覚がまるで自分が経験してるかのように思いました。

だからこそ自然や心理の描写が鋭く研ぎ澄まされているのだと感じました。

 

おわりに

 最近、無印の靴下を買いました。(3足で990円でした)

ヲタクあるあるで生活よりも推しのことを優先しがちとかですけど、私も靴下の穴が空くまでは履き続けてました。だけどもう少しはバランスを考えたほうがいいかなとも思いました。

 

今の自分の振り返り-4月-

今日は春の暖かさのせいで微睡んでしまい、夕方まで寝てしまいました。

日曜日はつい、眠りに一日の大半を使いがちになってしまいます。

 

話は変わりまして、2024やりたいこと・実現したいことを振り返ろうと思いました。

  • 本を50冊読む(10/50)
  • ブログで日記を週に1度書くこと
  • 朝に起きる習慣をつけること
  • 30分は勉強(読書とか)を毎日する
  • 少なくとも5分は運動をする
  • X(twitter)に週一回は絵を挙げる。

自分でも意外と続けられていることが多いと気づきました。(読書、ブログ、運動)

こう短い間でも振り返ると続けられている事と、続いていないことがハッキリ分かるので、定期的に振り返ろうと思います!

 

それから「絶望の歌を唄え」を読み終えました。

久しぶりにとても文章も読みやすく、早く続きが見たいと思えるミステリー小説でした!

ーおわりー

ヘタなりの読書感想 その1

サリンジャー選集 2 若者たち 短編集Ⅰ

この本はJ.D.サリンジャーの初期の短編集になります。

 短編集を読んでいて初期の初期作品の「若者たち」や「じき要領をおぼえます」などは、登場人物が短編ではあるけど、一気に何人もの登場人物が出てきて名前が覚えづらかったり、途中でオチがなんとなく分かるような話だったりして正直に言うと読みづら


いなぁと感じていましたが、「ヴォリオーニ兄弟」や「やさしい軍曹」辺りからは、徐々にライ麦畑でつかまえてのような雰囲気が出てきてるなと感じました。

特に「やさしい軍曹」は好きなエピソードです!

夫のフィリーが奥さんにかつて軍に居た頃に、そこでお世話になったバーク軍曹のことを話しており、バーク軍曹の見た目は所謂、映画に出てくるようなイケメンではないけど、当時16歳の少年フィリーからの目線から見ての大人としてかっこよくもあり気も配れる優しさがあって、尊敬できる大人ってこんな人だなと思いました。

それから最終的にバーク軍曹はその人柄故なのか、日本軍からの奇襲を受けて兵舎内に取り残された新兵を助け出そうとした時に、零戦の機銃に打たれて死んでしまいました。その話をした時に奥さんは初めて涙を流した、という話です

特に最後のフィリーのセリフ「こういう女を女房にしなければならない」は胸を打たれました!

奥さんの審美眼の高さは、後の「ライ麦畑でつかまえて」のホールデン・コールフィールドの本質をつかむ力の高さに通ずるのかなと思いました。

 

日記パート

話は変わり、アンドレ・ジッドの田園交響楽を買いました。

きっかけはヨルシカのチノカテ」でジッドに興味をったから。

では、なぜ地の糧ではなく田園交響楽のほうにいくのか?と不思議に思われそうですが、多分あらすじの部分が地の糧より吸引力があったので。(その後に本屋で地の糧を買いました。)

話は脱線しますがヨルシカのn-bunaさんはどうやって数十年絶版になった地の糧を知ったのかが不思議です。寺山修司さんの「書を捨てよ、街へ出よう」から知ったのか、古本屋とかで知ったのかは、わかりませんが色々な本を読んでるなー、と思ってます。

 

自分の好きな小説のこと

 こんばんは、昨日の朝は空気が尖っていたのですが、昼時には雨が上がり春陽さす昼下がりでした。

 ふと考えたことがあって、「私が好きな小説ってなんだろう?」と考えていたのですが、率直に言えば私は小説に救いを求めているんだなーって思ったことです。

 例を上げると、大きな衝撃を読者に残すような作品とか、「伏線がスゴイッ!」みたいな作品ではなく、自分が作品(人)によって価値観などが揺さぶられているなって思える作品が好きなんだって気づきました。

作品の名前を挙げると

ライ麦畑でつかまえて

君たちはどう生きるか

「死にたがりの君に贈る物語」

「幻日」(高橋克彦

 「絶望の歌を唄え」などです 

ライ麦畑でつかまえてでは、主人公のある種の毒の持った言葉が、自分の世界の見方みたいなことが揺さぶられたし、絶望の歌を唄えでは、今まであまり興味が持てなかったブルースやジャズ、70年代ロックなどを聴くようになったりしました。

 話は変わって小説版「言の葉の庭」を読んで感じたことを雑多に書いていこうと思います。

私はまだ映画を観れていないのですが、そんなことは関係なく最高に面白い小説でした。特に孝雄君が靴職人の道を静かに志すところに、人生の生き方について頭の片隅で考えるくらいには真剣に読んでいました。

 最後に、やっぱり自分のことについて考える機会を与えるような小説が好きだなって思いました!

ーおわりー

途中で読むことを辞めがち

 小説を読んでいてふと思ったのですが、自分は途中で読むことを辞めた作品が多いなって気づきました。以前読んだ幸田露伴の短編集も途中の部分で飽きてしまいましたし、「銀河の壺なおし」というSFも自分にとってはまだ早いなって思い、第一章くらいで読むのを辞めました。

 そして途中で読むことを辞める小説の共通点が、図書館で借りた本が多いなって思いました。何でしょうねー。やっぱりお金を払って読むから元を取ろうとして最後まで読む気力があるのかも。

もしくは、読むのが遅すぎて話の半分くらいに入った所で返却期限になっていることが多いからかもしれません。

 話は変わりますが、最近インフルエンザに罹ってしまい一週間くらい寝込んでいました。その時に初めて失神しかけた経験をしました。トイレに入ったら寒すぎて体が震えて気づいたらガクガクと音を立てていました。こんな経験は初めてです。今年はワクチンを受けたほうがいいかも。

 最近作ったパスタです!お気に入り

 

幸田露伴の太郎坊を読んで

 今は幸田露伴の短編集を読んでいます。なぜこの本を手に取ったということなのですが、最初に書いてある幸田露伴の簡易的な概要を読み、図書館に通って独学していた所に興味を惹きました。

途中までしか読んでいませんが、ちょっとずつ読んで感想を言っていこうと思います。

太郎坊

 まず冒頭の文章に惹かれました。特に、日本の夏の黄昏時をとてつもなく的確に言葉で表していて「あ~っこの感じ懐かしい」となりました。個人的に夏はBBQとか海に皆で遊びに行く季節というより、切なくなる季節だなと思っているのですが、その夏の暮らしの一幕が、とてつもなく愛おしく思えました。

そして登場人物たちの持っている感覚や感性が潤いがあって、そんな感性のある人間になりたいなーってなりました。

それからフィットボクシング継続7日目です。始めた頃は腕がある意味悲鳴を上げていたのですが、5日目くらいで慣れてきました。やる気がなくても道具とかを使わないので気軽に始めやすいです。

おわり