こんばんは、昨日の朝は空気が尖っていたのですが、昼時には雨が上がり春陽さす昼下がりでした。
ふと考えたことがあって、「私が好きな小説ってなんだろう?」と考えていたのですが、率直に言えば私は小説に救いを求めているんだなーって思ったことです。
例を上げると、大きな衝撃を読者に残すような作品とか、「伏線がスゴイッ!」みたいな作品ではなく、自分が作品(人)によって価値観などが揺さぶられているなって思える作品が好きなんだって気づきました。
作品の名前を挙げると
「死にたがりの君に贈る物語」
「幻日」(高橋克彦)
「絶望の歌を唄え」などです
ライ麦畑でつかまえてでは、主人公のある種の毒の持った言葉が、自分の世界の見方みたいなことが揺さぶられたし、絶望の歌を唄えでは、今まであまり興味が持てなかったブルースやジャズ、70年代ロックなどを聴くようになったりしました。
話は変わって小説版「言の葉の庭」を読んで感じたことを雑多に書いていこうと思います。
私はまだ映画を観れていないのですが、そんなことは関係なく最高に面白い小説でした。特に孝雄君が靴職人の道を静かに志すところに、人生の生き方について頭の片隅で考えるくらいには真剣に読んでいました。
最後に、やっぱり自分のことについて考える機会を与えるような小説が好きだなって思いました!
ーおわりー